せっかく手に付けるのなら、より美しく手指を演出したいとは誰もが考えることでしょう。
そのためには手の形と相性の良い指輪のデザインを知っておくと良いですね。
指輪の似合わせは指の太さと長さのバランスによることが多いものです。
ここでは手指の形をいくつかのパターンに分けて、それぞれにお勧めするデザインをお伝えします。
太くて短い指
かわいらしい印象がある手ですが、気にされる方もいらっしゃいます。
バランスさえ間違わなければ指輪をつけた方が美しく見える手です。
バランスが難しいデザイン
横のラインを強調したり、第2関節に近づいてしまうボリュームであったり、手指に埋まる印象があるものは避けた方が美しく見えます。
幅の広いもの、縦長のもの、全体のボリュームが大きいもの、華奢なものは難しいと考えます。
きれいに見えるデザイン
指を中央で2分させる効果を持つものや、しなやかなラインを形作るものは、このタイプの指をきれいに見せてくれます。
センターストーンのリング、V字型、抱き合わせ型、ウェーブ型がおすすめです。
太くて長い指
大人顔の印象の手です。
この大人っぽさを生かしたデザインを選べば間違いはないでしょう。
バランスが難しいデザイン
手の全体のイメージと違うデザインをもってくると、時にちぐはぐな印象を与えてしまうかもしれません。
かわいらしいデザイン、華奢なリングは苦手となるでしょう。
きれいに見えるデザイン
手指が大きければボリューミーなデザインでもバランスが上手に取れます。
幅が広い、縦型、V字型、ボリュームがあるものが似合います。
関節の太い指
関節が通るサイズを選ぶと、指の根元が緩く、場合によっては前後が回ってしまいがちです。
うまく合わせられるリングを選ぶにはコツがあります。
バランスが難しいデザイン
前後が回ってしまいやすいので、重さのバランスが偏らないものを選ぶとよいでしょう。
華奢なリングは根元の隙間が強調されてしまう可能性も。
センターストーンのリング、華奢なリングは避けたほうが無難です。
きれいに見えるデザイン
幅が広い方が根元の隙間が隠れて目立ちません。
また、ドーム型で裏抜きされていると、関節を通しやすく、根元のサイズに近いリングが使えます。
全周に均一にデザインが配置されたもの、幅が広いもの、ドーム型リングを選んでみてください。
細い指
比較的デザインを選ばずつけられます。
但し市販品では、ボリュームのあるデザインはサイズが限られるため、なかなか探し難くおのずと華奢なリング一辺倒になりがちなのも難点です。
バランスが難しいデザイン
極端に大きいと使用が困難な場合も。
特に高さがあると、遠心力が掛かって振り回される感覚があります。
高さもあるボリュームリングは難しいでしょう。
きれいに見えるデザイン
華奢なリングは問題がありません。
以上は一般的なバランスのとり方なので、手指の形はもっと様々、人それぞれで似合わせは違ってきます。
当アトリエとしては、最終的にはご自分のお好きなデザインをお求めになるのが良いと思います。
オーダーメイドでおつくりしますので、多少のアレンジでお一人お一人のお客様の手にお似合いになる形に仕上げることができます。
いつもは「似合わなそうだからやめておこうかな」と思っているようなデザインでもどうぞチャレンジしてみてください。