ジュエリーメイキング

金属の加工・溶解

ジュエリーメイキングの最初の段階として、金や銀などの貴金属の塊をある程度扱いやすい形に成型する必要があります。
その方法とは?
また、どういった形に成型するのでしょうか?
ここでは、比較的簡単に造形作業が行える銀素材を使ってご説明します。

笹吹
これは笹吹(ささぶき)と言われる【ほぼ】100%純粋な銀の粒です。
「地金屋」とか、「マテリアルショップ」とか言われるお店で購入します。
彫金道具の卸店や東急ハンズ等にもあるようです。

笹吹をバーナーで溶かし、真っ赤に溶けた液状の銀を成型容器に流し入れます。
溶けた材料はちょっとの温度変化によってうまく流れなくなることがあるので、作業は瞬時に行います。

銀の溶解温度 961℃
金の溶解温度 1,064℃

バーナーで上記の温度に上げていきます。
少量の銀素材であれば普通のバーナーで溶解できますが、量が多かったり金やプラチナ素材の場合は酸素バーナーでより高温にしていく必要があります。
けがや事故の無いように注意して行わなければなりません。

成型容器に流し込まれた金属は、これまた瞬時に固まり、取り出すことができます。
取り出した材料は、たたいて締めて、ローラーなどを使って成型していきます。

とりあえず3ミリ前後の角棒、1.2ミリ前後の厚みの板状のものがあると、だいたいのジュエリーが作れます。

角棒

この状態のものを用意しておき、切ったり伸ばしたりして、個別に必要な大きさに成型していきます。

-ジュエリーメイキング
-, , , , , , ,

PAGE TOP

© 2024 オーダーメイドジュエリー【アトリエ・ピンドット】