アトリエ・ピンドット

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メタル

メッキ仕上げについて

当アトリエでオーダーメイドジュエリーをご注文いただく際に、メッキ仕上げを する/しない のオプション選択があります。

選択の際の参考としてメッキ仕上げについてご説明いたします。

メッキ仕上げとは

ジュエリー本体の金属の上に、かぶせて覆うようにして別の金属を付着させる技法です。
厚みにして数ミクロン。ですのでこれによって重量が増す、というほどの量が付着されるわけではありません。非常に薄い皮膜ですので、長年ジュエリーを使用していくうちに徐々に摩耗していく事もあります。

なぜメッキを施すのか

嘘や見えがばれることをメッキが剥がれる、などというように、「メッキ」と言う言葉はあまり良い印象が無いかもしれません。けれど、当アトリエでは銀製品のメッキ仕上げを推奨しています。その理由はと言いますと・・・。

シルバー製品は、空気にさらしていると元々の性質により表面が黒く酸化していきます。
最初はきれいな銀色だったものが数週間から数ヶ月ぐらいの短期間で輝きが失われ黒ずんでくる。その黒ずみを研磨剤や特殊なクロス等で磨くことで、再度輝きを取り戻すことはできますが、小さなくぼみやクロスの入らない部分など磨ききれない場所は黒く残ってしまいます。
その一部分に残った黒ずみはなかなか味のあるジュエリーへと変化させてくれるともいえます。

ですがそれもデザイン次第。
例えば地金にボリュームがあったり、彫りの柄・模様がダイナミックだったりといったユニセックスなデザインには向くかもしれませんが、ファセットカットのキラキラした石を多用したような繊細なデザインには不向きな時もあるのです。

簡単なお手入れで、いつまでもキラキラした輝きを維持していただくために、当アトリエで製作したシルバージュエリーにはメッキ仕上げをおすすめしています。

メッキ加工の刻印について

「メッキ」と言う言葉は日本語です。
本来は滅金や鍍金といわれた加工技術で、古くは奈良の東大寺の大仏に行われたものでした。
その頃の加工には水銀を使う方法がとられていましたが、現代は金属のイオン分解と結合を利用して行われる電気メッキが主流です。

もしお手元のジュエリーにK18GPや18Rと刻印されていたら、それは18金のメッキを施されているという印です。
Pはpleted、Rはrolledの略です。本体の金属を現している刻印ではありません。

メッキの色

メッキを施すことによって、表面の色を変えることができます。
当アトリエでは銀色の仕上げにはロジウムメッキ、金色の仕上げにはK18メッキをご選択いただけます。

銀製品でありながら金色に仕上げをすることも可能なのです。

ホワイトゴールド製品について

当アトリエでは地金をK18でお作りするオプションがあります。
K18とは、地金に含まれる金属の75%がAu(=金)、そしてあとの25%は別の金属との合金であるという意味です。
この残りの25%には銅や銀などが入っているのですが、銀色の金属の混合率を多くすることでホワイトゴールドに、銅を多くすることでピンクゴールドにと、色調を変化させることができます。

ホワイトゴールドとは、75%が金、あとの25%には銀色の金属を加えた合金です。
色調を見ると、白っぽくはありますが、完全な銀色とはならないのです。
ですので美しい銀色のジュエリーに仕上げるために、ホワイトゴールドにはロジウムメッキが必須なのです。

メッキなしでの銀色をご希望の場合は、シルバーかプラチナでの製作を選択してください。(《一万円で叶うオーダーメイドリング》ではプラチナのオプションはございません。《その他のジュエリー》としてオーダーいただくことになります。)

メッキに使用する金属の種類

銀色(ホワイト仕上げ)に仕上げるにはロジウムメッキを使います。ロジウムとは、プラチナと構造の似ている元素です。
性質もプラチナとほぼ同様とお考えいただけます。
当アトリエでは有害物質といわれるニッケルの使用はございません。ご安心ください。

金色に仕上げるにはK18メッキを使います。

 

 

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