つける指によってベストなデザインも変わってきます。
まだイメージがつかめていないのでしたらぜひ参考になさってみてください。
親指
親指のリングのことをサムリングといいます。
また、アーチャーズリングといって、昔、インドのマハラジャや支配階級の人々が親指につけていたこともあって、親指に着けるリングは意思を貫き通すとか、勝利(願望)を手にするなどの意味合いを持つともいわれます。
初めてつけるときは違和感があるかもしれませんが、特におしゃれさんでない人がつけることで、却ってこなれた印象に見えるので難しいことはありません。ファションとしてもまさに旬ですね。
デザインとしては、特にワイルドなデザインをつける必要はないものの親指のボリュームに負けない程度の幅が欲しいものです。
気を付ける点は、(利き手側は特に)ぶつけやすいので、手のひら側のリングの腕に傷がつきやすいこと、硬度の低い石は割れやすいことなどです。
石のあるものはできるだけ低くセッティングされていた方が安心です。
〇幅が広い、◎厚みが程よくある、〇V字型、〇平らなもの
人差し指
インデックスリングとも言います。
インデックスとは、検索するという意味。
人は探し物をするときは人差し指を使って探します。
ページをめくる時、本を書棚から取り出す時など、単なる「モノ探し」ではなく、情報を探す時に使う指です。
また、日本語の名称の通りに、人を指す時の指でもあります。
よって、リーダーシップや目標に進むことを意味する指輪と言われます。
親指側のサイドからもよく見えるので、指輪全体に装飾があるものをつけると見栄えがします。
重さに偏りがあると手の動きによって正面の石が手のひら側に回りやすくなるので、メイン石のボリュームが抑えられたデザインが使いやすいでしょう。
〇一周全体にデザイン性がある、 ◎重さの偏りが少ない、
〇サイドに装飾がある、 〇アシンメトリー(左右非対称)なデザイン
中指
指輪が最も目立つ場所です。
どんなデザインでも似合いますが、センターにゴージャスな石がはめられている指輪が最も似合う指ではないでしょうか。
重ね付けも二本付けもこの指には問題なくさらりとつけこなせるので、思い切りジュエリーを楽しめます。
但し、二本付けの場合は、もう一本を隣の指(人差し指、薬指)にすると、指輪同士が接触するして傷がついたり、厚みにより指に負担が掛かったりすることもあります。
〇センターにデザインが集中するもの、 〇二本使いや重ね付け、
〇シンメトリー(左右対称)なデザイン、 〇V字型
薬指
薬指の指輪で、既婚もしくは恋人の有無を推し量ることはよくありますが、だからと言って必ずしも既婚者は薬指に着けているとは限りません。
この指に着けるのは、全体から見ると、とてもバランスが良いのです。
薬指の付け根は小指側が少し下がっているのでアシンメトリーなデザインも難なくつけやすく、華奢なデザインなら繊細な印象に、ボリュームのあるデザインならゴージャスな印象になり、ともに違和感はありません。
小指の二本目をつけるにしても、指輪同士が接触しにくく、着け心地も悪くありません。
薬指そのものがあまり活発に使う指ではないので、壊れやすい細身のリングや傷つけたくない大切なリングを付けるのに適しているといえます。
〇アシンメトリーなデザイン、 〇二本使いや重ね付け、 〇大切なリング
小指
ピンキーリングとも言います。
トランペットの上部の指かけをピンキーリングということもあります。やはり小指をひっかける部位です。
サイズに関しては、ほかの指よりかなり小さくなるので、小指専用にお持ちになる必要があります。
既製品のピンキーリングは華奢なデザインがほとんどです。
重すぎる、大きすぎるなどはやはり使いにくくなりますが、実際には必ずしも小ぶりなデザインでなくとも、程よくボリュームがあってもよいと思います。
利き手に着ける場合は、書き物をするときにはどうしても邪魔になる場合があるので、仕事や勉強で筆記具を使う日は利き手ではない方の手に付けるといいでしょう。
小指のリングは人差し指と同様、サイドに装飾があるものがお勧めです。
〇アシンメトリーなデザイン、 ◎サイズが小さい(ほかの指と兼用できない)、
〇幅が広い、 ◎ボリュームに注意(重すぎない)
〇・・・おすすめ事項
◎・・・必要事項